気になる記事016
●気になる記事その1
「死にたくねえなあ」と漏らし出撃した友 98歳元特攻兵が今語る理由
私が見聞きしたことと合わせると、
- 日本の上層部は「一億玉砕」のつもりで戦争を始めたため、人(国民)の命など何とも思っていない。
- ある意味特攻を仕掛けたときに敵兵士が「まさか!」と思って(考えて)混乱するのを期待した作戦なのかもしれない。なので、もちろん「人命など何とも思っていない」ような人でないと思いもつかない作戦と言えそうである。
- もちろんそういう作戦なので機体に爆弾を積んで出撃しますが、帰りの燃料など積んでいません。生きて帰ってくることを想定していませんので。発想として、作戦として、それが当たり前という・・・普通に考えればありえない状況です。
●気になる記事その2
なぜ「絶対に勝てない戦争」を始めたのか…山本五十六が反対を押し切って真珠湾攻撃に挑んだ"意外な理由"
率直な感想として「言い訳みたいな記事だな」と思いました。
記事中に以下のような記述があります。
日本海海戦の再現を前提に作戦構想を立てていた海軍は、戦争の結末も日露戦争のように、講和条約を落としどころとして想定した。したがって、アメリカの本土占領を考えたり、ワシントンDCまで進撃しようと考えた人間は、当然ながらいなかった。
おそらく・・・なのですが、「アメリカ本土の占領を考えたり・・・」というところですが、現実としてそこまで戦えるような状況ではなかったのだろうと思います。戦力的に。なので、真珠湾攻撃を実行した当時、「攻撃成功!」と日本国内ではアナウンスされたらしいですが、実質的には「講和」に持ち込めなかった時点でこの戦いは日本の負けだったのだろうと思います。それでもそれ以降、戦争を続けた理由は「戦争を終わらせる理由がない(奇襲攻撃しておいてすぐに「ごめんなさい」とあやまっても通用しないでしょう)」ということと、「粘っていればなんとかなる!」と考えていた人も居たのだろうと思います。結果として原爆を2つも落とされるまで降伏しなかった・・・ということなのでしょう。原爆のおかげで戦争を早く終わらせることができたと言われる部分はこの辺なのだろうと思います。ちなみに・・・なにかどこぞの国と似たような・・・いや、なんでもありません。
少し補足しておきます。上の「気になる記事その1」で「一億玉砕のつもりで戦争を始めた」と書きましたが、この話の出どころは学校の先生が授業中に語っていた話からです。その先生の話によると「陸軍が戦争をしたがっていた」と当時言ってました。しかし、この記事を見ると戦争を始めたのは陸軍にそそのかされた海軍のようですね。ちなみに・・・アメリカ側からすると、日本の戦闘機が自分の乗っている戦艦に近づいてきて普通なら旋回するだろうと思っているところにそのまま突っ込んできて自爆したらビックリするどころか本当に混乱するのではないかと思います。
●気になる記事その3
プーチン大統領「ウクライナ危機の原因は西側」 「欧米は時代遅れ」と各国首脳に訴え
記事中に【現在の国際システムはヨーロッパ中心で「時代遅れだ」】との記述があります。これに関しては私も同感で、少なくともまともに機能していないような気がします。いや、正確には以前からほとんど役立たずだったのかもしれません。そんな気がします。
続けて【上海協力機構が新たな国際システムの基盤となる】との記述もありますが、これは可能性の話で、今後の展開次第なのかな・・・と思います。
この記事中には書かれていませんが上海協力機構の前提として「内政不干渉」ということがあるようです。他国がその国の内政に干渉したところで良いことなどなく、その国との争いを生むだけ・・・ということなのだろうと勝手に考えております。
とりあえず、今回は以上です。
