国会と国会議員
まずはインターネットのニュース記事でご覧頂きたいものが2つあります。
※少し(時間的に)前の記事もあります。リンクが切れていてもご了承ください。
①委員会中に「暇です」と送信、机の下に隠したタブレットに映った“意外な画面”… 国会議員のあきれた「内職」合戦
今回は国会と国会議員(定数)についてです。
衆議院議員の定数は465名
参議院の定数は248名
また、国会で法律を制定するには、
法律案は、衆議院で可決し、参議院でこれと異なった議決をした場合に、衆議院において出席議員の3分の2以上の多数で再び可決すれば法律となる。
※上の文はインターネットで検索して出てきた文を抜粋したものです。
だそうです。
政権を担うには少なくとも過半数以上が必要です。これは日本が民主主義(多数決)なので、そうなっています。過半数、つまり50%を超える人数が必要です。「ある法案」を衆議院で通過させるには出席した人数の過半数(465名/2≒233名)以上の賛成が必要です。
衆議院を通過した「ある法案」は次に参議院で審議されますが、もし参議院で「ある法案」が否決された場合、「ある法案」を再度衆議院に戻して再可決させることができます。衆議院で「ある法案」を再可決するには出席した人数の2/3(465×2/3≒310名)以上の賛成が必要です。
「数(かず)」のお話しですが、
過半数 = 1/2 ≒ 50.0%
2/3以上 ≒ 66.7%
【66.7% - 50.0% = 16.7%】ですが、この16.7%という衆議院議員の人数は端数切り上げで最高78名となります。
仮に「ある法案」がギリギリ過半数で衆議院を通過したとして233人の賛成があればOKです。
参議院で「ある法案」が否決されたとします。
で、「これは重要法案である!」として衆議院で再可決を図ったとします。でもね、最初に「ギリギリ過半数で衆議院を通過」と過程していますので、約半数は反対しているということになるんですよね。最初の時点で。
この「ある法案」を「衆議院の再可決」で通そうとした場合、普通に考えれば前回反対したのは野党議員と与党の造反者であるはずなので、この人たちが「賛成」に回る可能性は「ほぼ無い」と言えると思います。「ある法案」を再可決する場合には最初に賛成した人が2/3以上居ないと無理だと思うんですね。普通に。
結局何が言いたいのかと言いますと、「衆議院で再可決」するには衆議院で「最初に賛成した人が2/3以上居る必要がある」と思うわけですが、おそらくそんなの「最初に通した時点で何人が賛成したかは分かっているはずですよね?」。つまり、最初の衆議院の採決で「何人の人が賛成したか・・・2/3以上居たか」は分かっているので、それ以上賛成した議員が居るのであれば、参議院に法案を回して審議すること事態が「無意味!」だと思うんです。
通常、与党議員がギリギリ過半数という事態になることはないだろうと思います。少なくとも今までの自民党政権または自民党を主体とした連立政権では、選挙後に手を取り合って(人数合わせのための)連立政権を組んだりしていたと思います。
これらのことから考えますと、「参議院」という組織自体が不要なのではないか?と思えます。「参議院」の価値を私が評価した場合には、衆議院議員約78名程度の価値しか無い!と思います。78名の理由は上で示した通り、再可決に必要な人数(2/3≒66.7%)から最初に法案を通過させるのに必要だった人数(過半数≒50%)を差し引いた人数(66.7% - 50% ≒ 78名)です。
もし「参議院は必要!」という意見をお持ちの方がいるのであれば、逆に質問したいです。【どうして参議院は必要ですか?何か意味がありますか??】とね。
無駄!ということで、参議院議員全員をクビにして衆議院だけで国会を運営されたら如何でしょうか?。昔から【国会議員が多い!】と言われていたと思いますが、参議院を無くすだけで248名もの「たいして必要とされていない国会議員・・・私に言わせると意味なし!な国会議員」を減らすことが可能です。参議院議員に支払う報酬だけでなく、国会議事堂などの維持・管理費なども削減できると思いますが・・・。
如何思われますか?
ちなみに・・・ですが、国会議員に対して支払われる報酬ですが、
衆議院議員に支払われる報酬
月百万円の文書通信交通滞在費や六十五万円の立法事務費、年間約六百三十五万円の賞与やJR、航空券の無料クーポン券、更には公設秘書の給与を含めると、国会議員一人当たり、月約五百七十三万円、年約七千五百万円の経費がかかっている計算になると承知する。
参議院議員に支払われる報酬
より少なくない歳費を受 ける」として基準を定め、歳費法第1条で具体的な歳費月額(議長 217 万円、副議長 158 万 4,000 円、議員 129 万 4,000 円)を規定している(コロナ禍の特例で令和3年 10 月まで 20%減(後述3. (5)参照))。
※上の文はインターネットで検索して出てきた文を抜粋したものです。
となるようです。
記事の上の方で【参議院の価値は衆議院議員約78名程度の価値しか無い!】と書きましたが、
573万円(/月、衆議院議員の報酬)× 78人 ÷ 248人(参議院議員定数)=180万円(/月、私が考える参議院議員の妥当な報酬)
・・・というわけで、上の抜粋した文の内容では参議院議員の報酬は129万4千円となっていますので、金額的にはそんなに高い報酬とは言えないようです。ただ「参議院」が不要!という意見は変わりませんが!。
・・・そうすると、やはりこの記事の一番上で記載(リンク)した記事にある「衆議院議員」についてですね。
この人たちは少なくとも税金で月に500万円以上貰っています。更に自民党所属であれば、政党から多額のお金を貰って居るはずです。更にさらに、裏金議員みたいな人は表面に出ていないだけで(悪事を働いて)不正にお金を手に入れている可能性は多々ありそうです。少なくとも現在(2024年4月~)の栃木県の警察本部長は、裏金議員側の立場を取っているようですので、そんな人に裏金議員みたいな人は捕まえられないでしょう。
結局のところ、やりたい放題ですね。日本という国は、建前は「法治国家」とされていますが、実は「放置国家」、【無法地帯】なんではないんですかね?。もっとひどい言い方をするのであれば、実は【ならず者国家とは日本のことを言うのではないか!?】・・・と、過去の投稿記事を書いてきた経緯もあり、そう思ってしまいました。
あなたは如何思われますか?
最後に、法案を制定するには実はカラクリがあるように思います。法案を通過させるには出席した人の過半数とか2/3以上とかになっています。対象となる国会議員に出席しないように通知するなどして・・・いや、国会が開いていないときとかに、仲の良い(自分たちの都合の良い)人たちだけ集めて(出席させて)法案を成立させることも可能なような気がします。閣議決定とか、そんな感じなのではないのでしょうか?